2025.08.24
先日、とある職人仲間からこんな話を聞きました。
「タマホームが職人の単価を上げたらしいよ」
もちろん単価が上がれば、その分お客様に販売する家の価格も上がります。
結果として売上は下がってしまった、という話でした。
でも、この話を聞いてワタクシは正直、釈然としませんでした!
職人の単価が上がるということは、単純に“費用が高くなる”ということではありません。
現場で働く職人のモチベーションが上がり、仕事の質が高くなるということ。
仕上がりの精度も増し、結果的にお施主様にとって「安心で快適な住まい」につながるはずなんです。
ところが現実には、豪華なパンフレットや口の上手な営業トークばかりに目が行きがち…。
「誰が造っているのか」「どんな気持ちで工事に臨んでいるのか」
そこにまで意識が向く方は、まだまだ少ないのかもしれません。
でも考えてみてください。
家というのは、最終的には職人が造るものです!
営業マンが図面を引くわけでもなければ、パンフレットが釘を打つわけでもない。
現場で汗をかき、一つひとつ手を動かすのは職人なのです。
だからこそ、職人の単価を上げることは、実は家の価値を上げることそのもの。
長く住んで「良かった」と思える家は、現場での丁寧な仕事の積み重ねから生まれます。
リフォームでも同じこと。
「安いから」「早いから」だけで選んでしまうと、後から必ず差が出てきます。
手間を惜しまない、質にこだわる職人がいるかどうか。
これが、家づくりやリフォームで一番大事なことではないでしょうか。