2024.11
今回は静岡市清水区袖師での「クローゼット金物交換」の作業をご紹介します。
たまにご相談をいただくこの作業、実は結構手がかかるんです。
まず、必ずと言っていいほど「廃盤になっている部品を探す」ことからスタートします。今回も例に漏れず、メーカーが取り扱いを終了していたため、合うものをじっくり選定しました。クローゼットの扉は無垢材でとても重く、しかも上吊りなので金物には相当な負荷がかかります。見た目以上にしっかりした取り付けが求められるため、強度を最優先に取り付け方法を工夫しました。
さらに、金物を変えるとレールが合わなくなることがほとんど。今回は扉のレールも新調し、設置をしっかりと行いました。ただし、既存の金物の「欠き込み」があるため、取り付けの微調整が必要で、一筋縄ではいかない部分です。
こうしたご依頼は、特にハウスメーカーで建てられたお宅からが多いです。ハウスメーカーでは「部品が廃盤で直せない」と言われたお客様が、困り果ててご相談に来られます。実際、他社で建てた方の難しい作業を引き受けるのは、少し複雑な気持ちになることもありますが(笑)、困っている方がいらっしゃると、やはり何とかしてあげたくなりますね。
改めて感じるのは、「家を建てた後のアフターサービス」がどれだけ大事かということ。アフターの一環として、こうした細かな作業もこなすことが本当の意味でのサービスだと思っています。
読んでいただき、ありがとうございました!また次回も頑張ります。